森のようちえんは野外で活動するため、室内活動にはないリスク(危険が生じる可能性)と隣り合わせです。リスクをゼロにするには動かずにじっとしておくことが一番ですが、それでは子どもは心身ともに健やかに育つことができません。
まめとっこでは、子どもの命や後遺症につながる事故を起こさないよう以下の安全管理に取り組むと同時に、子どもの育ちとリスクのバランスを見極めて「見守る」スタイルの保育を展開しています。
日本赤十字社の先生をお招きして、救急講習を開催しています。スタッフ・ようちえん園児母・親子組会員母が子どもを預けて参加し、幼児安全法を中心に学びます。繰り返しの学びにより重大事故が起きた際に身体が動くと考え、年3回行っています。
子どもの人形とAEDを使っての心肺蘇生法のほか、季節に応じて、
など実践的な学びを重ねています。
野外保育に理解が深い先生で、実際の場面に即した内容で講習が展開され、なおかつ説明が論理的で明解なので初めて受講する人にも受講回数の多い人にも分かりやすく、毎回新しい学びがあります。
NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟が創設した「団体安全認証制度」により、団体安全認証を受けています。
まめとっこは、連盟が定める安全規準を満たしています。
上記のほか、
などを受講し、ブラッシュアップに努めています。
ようちえん入園・親子組入会・おさんぽ会参加前に、参加者向けに下記の安全管理に関する情報を共有し、全体の安全向上をはかっています。
ようちえんでは子ども15人に対して保育当番4人(うち1名は有資格者)、親子組では親子12組に対してスタッフ3人、おさんぽ会では10組程度の参加者に対して4人程度のスタッフがつきます。大人に万一の事態が起こった場合に、当事者の命を救うと同時に子どもの安全を守ることができる最低限の人数を確保しています。
必要な場面ですぐに応急手当ができるように、保育当番は救急セット・氷セット・清潔な水を携行しています。
また、救助要請・お迎え要請・避難行動などが行えるようスマートフォン(各種アプリを活用)やホイッスルを備えています。
子どもたち自身が野外のリスクに対応できる力を身につけるために、ふだんの活動を通して子どもたちに安全教育を行っています。